ベトナム市場で売上を伸ばすためにアライブが実践してきた5つのこと
2023年のベトナムは輸出産業や不動産業界の低迷により経済成長率が5.05%と減速し、政府目標である6.5%を下回りました。 一方2024年のベトナム経済は政府が景気対策を打ち出したこともあり、徐々に回復に向かうと見られています。
今回は、現在の店舗営業規制がより緩和された際、来店顧客を取り戻すためのとっておきの施策「MEO対策」についてご紹介したいと思います。
ベトナムの日系企業で働くみなさま、こんにちは。アライブベトナムの車です。
ベトナムでは23日から外出規制が緩和され、一部の小売店や飲食店では営業を再開するなど明るい兆しが見えてきました。ベトナム国内においては終息に向けて前進しているように感じています。ただ、まだまだ油断大敵な状況には変わらず、2m以上の距離確保やマスク着用の義務は継続し大規模イベントやディスコ、マッサージなどは今もなお禁止されています。
今回は、現在の店舗営業規制がより緩和された際、来店顧客を取り戻すためのとっておきの施策「MEO対策」についてご紹介したいと思います。
以前のブログでも書きましたが、MEOとは「Map Engine Optimization」の略で日本語では「地図エンジン最適化」と言います。MEOでは「地名+業種名」と(例:ホーチミン 日本食)で検索する人にGoogleは通常のWebサイトの検索結果だけではなく、この画像のようにGoogle Mapと関連性の高い店舗情報も表示します。
おそらくベトナムに住むみなさまも居酒屋やカフェなどの飲食店、美容院、スパ、病院など街の様々な情報をエリア名と業種で調べた経験があると思います。このような検索をする人は目的意識がはっきりしており、来店集客につながりやすい傾向があります。
実は近年Googleは自動運転サービスを見据えてGoogle Mapの地図検索機能を強化しており、エリア名と業種でGoogle検索をした際に、Google Mapの検索結果が非常に目立つようになりました。それに伴って、お店の情報が上位に掲載されているかいないかで集客に大きく影響を与えるようになりました。つまりこのMEO対策をうまく制することで、その地域での集客を制することも不可能ではなくなるという訳です。
MEO対策はGoogleアカウントがあれば無料ですぐに始められます。下の画像のようにGoogleマイビジネスというサービスに登録して、店名・住所・営業時間・サービス内容・写真・商品情報などを登録していきます。
(1)コストがあまりかからない
Googleマイビジネスへの登録は無料で行えます。飲食店なら飲食系口コミサイト、美容室は美容系ポータルサイトのように利用料を払って登録する必要がありません。
(2)店舗への訪問意欲が高いユーザーにアプローチできる
「地名+業種名」でお店の情報を検索する人は、実際にそのお店に行く目的で検索しているケースが多く、それらの人たちにしっかりアプローチができれば実際に来店につながる確度が高いと言えます。
(3)口コミ収集や情報発信ができる
Googleマイビジネスではユーザーからの口コミも無料で集めることができ、初めて利用を検討するユーザーがそのお店に行くかどうかを決める上で重要な情報を集めることができます。また、キャンペーン情報の発信やクーポンの配布もできます。来店キャンペーンだけではなく、SNSのようにデリバリーやテイクアウトの情報発信もGoogleマイビジネスから行うことが可能です。
(4)運用に専門知識がいらない
Googleマイビジネスの運用は、Webサイト制作やインターネットの詳しい専門知識は特に必要ありません。Facebookの投稿など自分でSNSを使っている方であれば、簡単に行うことができます。スマホアプリからも情報更新や、キャンペーンなどの情報発信、口コミへの返信が行えます。ただ、検索上位に表示させるためにはちょっとした運用のコツが存在します。
(5)ベトナムではMEO対策をしっかりやっている店舗がまだ少ない
日本ではここ数年MEO対策が大変メジャーになりつつありますが、ベトナムではまだMEO対策を本格的に取り組んでいる来店ビジネス型の企業は少ないように感じます。ベトナムでは検索の95%以上がGoogleを使っていると言われています。さらにベトナム都市部でのスマホ普及率は80%以上です。スマホを使ってGoogle検索する人が多い中、競合が少ないうちにMEO対策に取り組んでおけば、あまり時間をかけずに上位表示を目指せるチャンスがあります。
(6)SEOより上位に表示されやすい
皆さんも経験したことがあると思いますが、最近スマホで「地名+業種名」のキーワードを検索した際に、Webサイトの一覧より上に、Google mapと検索キーワードと関連度の高い店舗情報が表示されることが多くありませんか?これは上述の通り、Googleが地図検索機能を強化していることで「地名+業種名」で検索した際に、非常に目立つようになってきているのです。またSEO対策では競合サイトが多く、なかなか上位表示を狙うのが難しいのが現状である一方で、MEOでは比較的上位に表示されやすいというメリットもあります。
(7)来店までの導線が確保されている
Google Mapの地図検索で表示された店舗リストには、Webサイトへの誘導ボタンや、経路ボタン、ナビ開始ボタン、通話ボタンなど来店するにあたり必要なアクションを促すボタンがしっかりと備わっています。ベトナムの場合は、Google MapがGrabとサービス連動しているので、Googleでお店の情報を検索した後、経路検索をして、そのまま移動手段まで手軽に行えてしまいますね。
このように、Google Mapに自分のお店の情報が正しく掲載されているか否かで、新規集客に大きな影響を与えることは間違いありません。
MEOに取り組むべき業種は、下記のような実店舗を持った業種です。特にBtoCでローカルビジネスを行っている事業者です。
・飲食店
・ヘアサロン・理容室
・スパ・マッサージ店
・クリニック
・小売店
・塾・スクール
一般消費者が検索で店舗情報を検索しそうな事業はSEO対策よりもMEO対策で集客のアップを図った方が効率的に集客が望めると思います。
アライブは、ベトナムと日本を拠点に、デザインとテクノロジーの力でビジネスの課題解決を行うデジタルクリエイティブカンパニーです。
Branding & Marketing
あなたの商品・サービスをベトナム市場で成長していくための伴走サポートをいたします。
UI/UX Design
私たちのデザインで、アプリやWebデザインのUI/UXを向上させることで、あなたのビジネスをさらに成長させていきます。
Contactにてお気軽にお問い合わせください。
We are ALIVE based in Vietnam
2023年のベトナムは輸出産業や不動産業界の低迷により経済成長率が5.05%と減速し、政府目標である6.5%を下回りました。 一方2024年のベトナム経済は政府が景気対策を打ち出したこともあり、徐々に回復に向かうと見られています。
2023年、ベトナムでは欧米や中国の需要減速により輸出産業が低迷し、地場・外資を問わず製造業や不動産業などの企業の間でリストラが相次ぎました。 一方2024年に入り徐々に景気回復の兆しが見えてきたという記事やコラムを、メディアで目にするようになったのも事実。 実際にアライブベトナムにも、ベトナム市場に向けて自社の商品・サービスを売り込みたいという相談が増えてきています。
今後も長期的に経済成長が期待されるベトナム。ここ数年ベトナムでは人件費の高騰に加え、円安の影響もあり「よい人材を適正なコストで確保する」ことが重要な課題の1つになっています。そこで現在公開されている様々なデータを集約し「ベトナム人の給与事情と優秀な人材を確保するために日系企業が今やるべきこと」についてまとめました。
ベトナム市場向けに自社の商品・サービスを売り込みたいけど「いきなり多額のイニシャルコストはかけづらい」「ベトナム市場にアプローチする最適なプロモーション手法がわからない」「2023年はベトナム市場が不況で、従来の販促方法では成果が出なくなってきた」という課題を抱える企業様は少なくありません。 これらを解決すべく今アライブベトナムが積極的に取り組んでいるのが『LP(ランディングページ)×デジタル広告』を組み合わせたマーケティング戦略。これがベトナム市場向けのプロモーションになぜ有効なのか?その理由を実際に行った施策例を交えてついて詳しく解説していきます。
まずは私たちに
悩みや課題をお聞かせください。👋