Apparel Brand
This is a website design for a company in the garment industry, expertly crafted by ALIVE Vietnam.
日本の制作会社、広告代理店で働くみなさま、こんにちは。アライブベトナムの高木です。
2017年からデザイン部門をスタートした弊社ですが、現在ではプロジェクトのアサインからデザイン、進行管理、納品までの一連のプロセスをベトナム人デザイナーが行っています。
webサイトやアプリのオフショア開発といえば、主にエンジニアやBSEなどの現地スタッフが開発工程のみを担当することがほとんどですが、弊社ではベトナム人デザイナーがwebサイトや他制作物のクリエイティブも担当しており、そのクオリティもお客様から一定の評価をいただいております。今では日本のweb制作会社様、広告代理店様などからデザインパートナーとしてお仕事をご依頼いただく機会も増えてきました。
ベトナム人デザイナーが制作のほぼすべてを担当することにより、
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・日本企業にとって比較的安価な制作費用
・日本のIT・デザイン業界における人材不足の解消
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などのメリットを日本のクライアントに提供できることができます。
この体制についてオフショア開発を行う同業者に説明すると決まって、
「どうやってるの?」
と不思議がられます。
確かに、ベトナム人デザイナーとデザイン制作を協力して行うにはいくつか大きな壁があります。
ゴールが決まっている開発工程とは違い、クリエイティブには個人のセンスや文化・言語の違いが大きく関わってくるため、現地でデザイナーを採用してもなかなか思い通りのデザインが上がってこない…という悩みを抱えるオフショア企業は多いかと思います。
私たちももちろん、1人のデザイナーを採用してからここまで来るのに様々な苦労と試行錯誤がありました。そこで見つけた「ベトナムでデザインをして日本クオリティを生み出せる秘訣」をいくつかご紹介いたします。
ベトナム人デザイナーが日本のクリエイティブを手掛けるにあたって一番の大きな壁は「日本とベトナムのデザインの違い」です。
webサイトにしても、チラシなどの印刷物にしても、日本の広告物デザインは世界標準から見て異質です。
・情報量がとにかく多い
・文字量・カラムが多く、余白が少ない
・キャラクターイラストの多用
・独特な「可愛さ」「季節感」などのニュアンス
…など、言語の違いだけではなく、日本で独自に進化したデザインスタイルが確立しており、それを忠実に読み取るのは外国人にとっては難しいのが現状です。
対するベトナム人デザイナーはどちらかというと欧米のデザイン思考に近く、
・シンプル&写真を大きくインパクト重視
・テキストや注意書きは少なめ
・ロゴや企業イメージなどブランディング重視
・アニメーションなど大胆に使用
などの特徴があります。アルファベットで構成されたベトナム語に親しんでいることもあり、デザイナーの多くは「欧米っぽいシンプルでスタイリッシュなwebサイト」が得意です。
この溝を埋めるにはやはり、日本で経験を積んだデザイナーからの直接指導が必要不可欠です。
模倣で「日本らしさ」に近づくことは出来ますが、細かいスペースの詰め方や、素材の使い方など「何か違うな」と思った時に「具体的な改善案」をその場で指導できることが大切です。
もちろん最初は日本人デザイナーがやり直す→それを模倣する、などのプロセスの繰り返しになりますが、優秀なデザイナーが採用できれば日本デザインのコツの吸収も早く、早い段階で戦力になります。
大事なのは、日本人でもエンジニアやディレクターが何となくフィードバックするのではなく、実務経験豊富な日本人デザイナー自らが指導する、ということです。
デザイン性だけでなく「ターゲットが求めるもの」や「成果物の趣旨」に関しても、ベトナム人デザイナーが思い描くものと日本の標準では大きな違いがあります。
違いを理解してもらうためにしっかりミーティングを重ね、修正指示などでも「なぜこのように修正するのか」を説明するようにしています。
ただ「ここにスペースを空ける」ではなく「ユーザーがこのコンテンツを効果的に閲覧するためにスペースを空ける」ということをデザイナーが理解して、その後の制作に生かすことが大切です。
もちろん制作物の根幹を理解することは日本語のデザインに限ったことではないですが、日本人特有の「広告物を見る思考」をベトナム人デザイナーにも共有することは、成果物のクオリティに大きく影響します。
「ベトナムで制作している」という旨をクライアントに説明した時にやはり「クオリティや進行に難があるのではないか?」という懸念を持たれることも多いです。
デザインのクオリティだけではなく、文字ミスや進行時のコミュニケーションなど、文化や言語の違うチームとの制作では様々なリスクがつきまといます。
クオリティ保持のためには日本のデザイン制作よりも堅牢なチーム構成が必要です。
私たちのデザイン部門は通常5〜6名のチームに別れてプロジェクトを行っています。
各チームは4〜5年以上の経験を持つ、日本語でのデザインに長けたデザインリーダーによってクオリティコントロールを行っています。数年前までは日本人デザイナーがここを担っていましたが、現在はベトナム人デザインリーダーが一定のクオリティを管理しています。
そして各チームにはコミュニケーターが1名以上必ず在籍しており、日本語部分のチェックを担当しています。
そしてクライアントへの提出前には日本人デザイナー・ディレクターによるダブルチェックが入り、クライアントとのやりとりやヒアリングもすべて日本人が行っております。
この工程は、小さな修正まで全てのフローで行っています。
お読み頂いた通り、なかなかすぐに実践できる内容ではないですね…(笑)
文化や言語の違うデザイナーに、世界的に見ても異質な日本のデザイン制作に馴染んでもらうには、付け焼き刃のチームづくりでは難しいものです。
これを言ってしまうと元も子もないかもしれませんが…一番の近道は、
「技術的にも精神的にも優れたデザイナーを見つけて、シニアデザイナーとしてしっかり日本人デザイナーが育てる」ということかもしれません。
私たちも優秀なデザイナーたちに大いに助けられてここまできました。
今では成果物のクオリティに関しては今では一定の評価を頂いており、クセのある日本語の通販LPから、スタイリッシュで現代的なイメージのブランドサイトまで、あらゆるタイプの日本向けデザインに対応できるようになっています。
冒頭で説明した通り、安定した価格と、高いデザインクオリティで、デザインを提供しておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
アライブは、ベトナムと日本を拠点に、デザインとテクノロジーの力でビジネスの課題解決を行うデジタルクリエイティブカンパニーです。
Branding & Marketing
あなたの商品・サービスをベトナム市場で成長していくための伴走サポートをいたします。
UI/UX Design
私たちのデザインで、アプリやWebデザインのUI/UXを向上させることで、あなたのビジネスをさらに成長させていきます。
Contactにてお気軽にお問い合わせください。
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We are ALIVE based in Vietnam
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アライブベトナムが、Takara Belmont Vietnamのヘアケアブランド「KOCHIE」のブランディングムービーを制作しました。
アライブは、最近Webアプリの制作も強化しています。WebアプリとはWebブラウザー上で動くアプリケーション(ソフト)のことを指します。 スマホのネイティブアプリは、AppleやGoogleにアプリの承認が必要など手間がたくさんありますが、WebアプリはWebブラウザさえあれば動きますので、手間が少ないのが大きな特徴です。また、スマホではネイティブアプリのように利用することも可能であるので、近年需要が上がってきています。 今回は、アライブが手かげた2つのWebアプリをご紹介したいと思います。
アライブは、ただホームページを制作しているのではなく、お客様のビジネスに貢献できるホームページにすることをモットーとして、いくらおしゃれでかっこいいホームページだとしても、お客様のビジネスに貢献できなければ意味がないと考えています。 しかし、それを実践しようとすると、通常のホームページ制作よりもやることが多くなり、見積もりが高くなったり、時間がかかったりします。正直、小規模なデザイン会社やフリーランサーと比べると見積もりは高めとなっていますが、その分、結果を出すために考えて抜いているのも事実です。 ただ、そういった部分はお客様からは見えにくいので、実際にアライブがホームページを制作する際に、注意しておこなっている10のポイントをお伝えしようと思います。
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