ベトナム市場で売上を伸ばすためにアライブが実践してきた5つのこと
2023年のベトナムは輸出産業や不動産業界の低迷により経済成長率が5.05%と減速し、政府目標である6.5%を下回りました。 一方2024年のベトナム経済は政府が景気対策を打ち出したこともあり、徐々に回復に向かうと見られています。
こんにちは、ALIVEベトナムの東海林です。
世界的企業Metaが提供する「Facebook」と「Instagram」この2つのSNSについて、日本とベトナムではシェア率や使い方が全く異なることをご存知でしょうか?
そこで今回は2つのSNSについての違いをまとめた記事を書きました。
FacebookやInstagramを知らない方も、2つの違いがよくわかる記事となっておりますので、是非最後までご覧ください。
2004年、当時ハーバード大学に通う学生だった「マーク・ザッカーバーグ」が、実名登録制のSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)として開設したのがFacebookの始まりです。実名を登録することにより、家族や友人、職場の同僚、あるいは見知らぬ人々とオンラインで繋がれることが特徴です。ユーザーは、写真や動画の投稿はもちろんのこと、ショップページやマッチングアプリ、商品の売買など、使える機能は多岐に渡ります。
Instagramの特徴は、写真や動画をメインに使用して、ユーザー同士で共有できることが特徴です。24時間限定で公開できるストーリー投稿機能、投稿した記事をユーザーにヒットさせるための#(ハッシュタグ)など様々な機能があります。最近では、特にフォロワー数や閲覧数が多くて影響力の高いユーザーである「インスタグラマー」を活用した商品の宣伝なども盛んになっています。
2022年1月現在、日本の人口は約1億2,580万人、ベトナムは約9,856万人といわれています。平均年齢は、日本が約49.2歳、ベトナムは約33.3歳。少子高齢化が進む日本とベトナムでは、なんと15.9歳もの差が開いています。
しかしながら、インターネット利用率については、
・日本が約1億1,830万人で人口の約94.0%
・ベトナムは7,210万人で人口の約73.2%
と、日本がベトナムを上回る結果となりました。
これは、ベトナムではまだまだ所得格差があり、スマートフォンやパソコンを持てないユーザーがいるためです。ただこちらは農村部を含めた数字で、ベトナムの都市部ではほとんどの人がスマートフォンを持っているイメージが私自身あります。
(参考文献:DATAREPORTAL)
2022年1月現在、Facebookの利用者数は全世界で29億1,000万人に達しています。また、Facebookは実名登録のため、13歳以上の年齢制限を設けています。
これを踏まえ13歳未満を除いた、Facebookのユーザー数と人口に対する利用者数の割合は、
・日本が1,555万人(13.8%)
・ベトナムが7,040万人(89.5%)
という結果でした。日本ではあまり人気のないFacebookですが、ベトナムでは圧倒的なシェア率を誇っています。
(参考文献:STATISTA、DATAREPORTAL)
Facebookの利用者数がベトナムでは圧倒的に高く、日本人は少ないことがわかりました。ではなぜ、Facebookがベトナムでは人気があり、日本人には不人気なのでしょう?それはベトナムと日本の国民性の違いにあります。下記グラフは日本の総務省が発表した、SNSの実名公開に関するデータです。これを見ると、日本人は他の国と比べても、実名を公開することに対する抵抗感が強いことがわかります。Facebookは実名登録制なので、よりパーソナルな部分まで見られるFacebookは、日本人には抵抗があるようです。それに引き換え、ベトナム人の性格は、海外同様に実名を公開することへの抵抗がなく、むしろ自分をもっとアピールしたい気持ちが強いです。ベトナム人の投稿の多くは、自撮りした加工写真や高級車に乗りながらお金持ちをアピールするものを私自身よく目にします。
また、Facebookを活用し商品の売買、レストランや店舗の予約、企業やショップへの問い合わせなども当たり前に利用されており、ベトナムのLINEのようなアプリZaloと並んで生活のインフラ化しています。それがベトナムでのFacebookの利用率の高さに繋がっていると思われます。それに加え、ベトナム人はベトナム戦争の影響や留学、就職、研修生などで世界各国に友人や親類が散らばっています。そういった状況が世界的に利用できるfacebookを利用する背景にあると思われます。
▼実名公開への抵抗感
(参考文献:総務省)
2022年1月現在、Instagramの利用者数は全世界で14億7,800万人に達しています。また、Instagramも同様に13歳以上の年齢制限を設けています。
これを踏まえ13歳未満を除いた、Instagramの利用ユーザー数と利用割合は、
・日本が4,610万人(40.9%)
・ベトナムが1,165万人(人口の14.8%)
という結果でした。Instagramは日本ではそこそこの人気がありますが、ベトナムではあまり人気がないようです。
(参考文献:STATISTA、DATAREPORTAL)
Instagramはベトナム人にはあまりウケないのに、日本人にはなぜ人気なのでしょうか?それは前項のFacebookの利用分析でご紹介した匿名性にあると考えられます。Instagramは実名登録制のFacebookとは違い、匿名での登録も可能です。そのため、パーソナルへの侵入を嫌がる傾向にある日本人にとっては、非常に使いやすいSNSです。その他、投稿はしないけど他人の投稿を見るだけのユーザーも多いことも、日本人には好まれています。
その反面ベトナムでInstagramがシェアを獲得できていないのはなぜなのか?
理由について、社内のベトナム人スタッフにアンケートを取りました。
・ベトナムでは匿名性を気にせず、むしろオープンにしたがる傾向にある
・Facebookの方が先行してリリースされている
・写真や動画投稿の機能はFacebookにもある
上記の理由から、Instagramはベトナムではシェアを獲得できていないようです。
ベトナムではInstagramよりもFacebookの方が圧倒的なシェアがあるため、ベトナムで営業促進をするならFacebookを積極的に活用した方が有効です。また、FacebookにはFacebook広告という機能があるのをご存知でしょうか?
Facebookは全世界29億人を誇るユーザー数と実名登録制による高いターゲティング精度を可能としています。そのため、ユーザーが入力した国籍、年齢、地域、勤め先など、正確なプロフィール情報に基づいた広告が配信できるため、商材やブランドを訴求したいターゲットにピンポイントで広告を届けられます。
また、既存の顧客と属性やWeb上の行動が似ているユーザーにターゲティングする「類似オーディエンス」という機能も備えています。新しい顧客を効果的に獲得したいという場合にも有効です。
▼ALIVE VIETNAMのお客様「Roygent Parks Hanoi様」のFacebook広告
https://www.facebook.com/RoygentParksHanoi
いかがだったでしょうか?今回は”日本とベトナムのFacebookとInstagramの利用状況”について紹介しました。私自身、日本にいる頃はInstagramばかり使用しており、Facebookは全く活用していませんでした。しかし、ベトナムに来てからは、家探しやベトナム関連の情報キャッチなど、様々なシーンでFacebookを活用するようになっています。ALIVE VIETNAMでは、Facebookを活用したベトナムでの広告デザインや分析、戦略なども得意としております。ベトナム国内でFacebookを活用した営業推進をしたい場合は、お気軽にご相談ください。
アライブは、ベトナムと日本を拠点に、デザインとテクノロジーの力でビジネスの課題解決を行うデジタルクリエイティブカンパニーです。
Branding & Marketing
あなたの商品・サービスをベトナム市場で成長していくための伴走サポートをいたします。
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私たちのデザインで、アプリやWebデザインのUI/UXを向上させることで、あなたのビジネスをさらに成長させていきます。
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2023年のベトナムは輸出産業や不動産業界の低迷により経済成長率が5.05%と減速し、政府目標である6.5%を下回りました。 一方2024年のベトナム経済は政府が景気対策を打ち出したこともあり、徐々に回復に向かうと見られています。
2023年、ベトナムでは欧米や中国の需要減速により輸出産業が低迷し、地場・外資を問わず製造業や不動産業などの企業の間でリストラが相次ぎました。 一方2024年に入り徐々に景気回復の兆しが見えてきたという記事やコラムを、メディアで目にするようになったのも事実。 実際にアライブベトナムにも、ベトナム市場に向けて自社の商品・サービスを売り込みたいという相談が増えてきています。
今後も長期的に経済成長が期待されるベトナム。ここ数年ベトナムでは人件費の高騰に加え、円安の影響もあり「よい人材を適正なコストで確保する」ことが重要な課題の1つになっています。そこで現在公開されている様々なデータを集約し「ベトナム人の給与事情と優秀な人材を確保するために日系企業が今やるべきこと」についてまとめました。
ベトナム市場向けに自社の商品・サービスを売り込みたいけど「いきなり多額のイニシャルコストはかけづらい」「ベトナム市場にアプローチする最適なプロモーション手法がわからない」「2023年はベトナム市場が不況で、従来の販促方法では成果が出なくなってきた」という課題を抱える企業様は少なくありません。 これらを解決すべく今アライブベトナムが積極的に取り組んでいるのが『LP(ランディングページ)×デジタル広告』を組み合わせたマーケティング戦略。これがベトナム市場向けのプロモーションになぜ有効なのか?その理由を実際に行った施策例を交えてついて詳しく解説していきます。
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