ベトナム市場で売上を伸ばすためにアライブが実践してきた5つのこと
2023年のベトナムは輸出産業や不動産業界の低迷により経済成長率が5.05%と減速し、政府目標である6.5%を下回りました。 一方2024年のベトナム経済は政府が景気対策を打ち出したこともあり、徐々に回復に向かうと見られています。
こんにちは、ALIVEベトナムの東海林です。
コロナ禍の外出自粛がきっかけで、ECサイトを利用する機会が増えた方も多いのではないでしょうか?
その中でも、ライブ配信でモノ・コトを売る「ライブコマース」を活用したプロモーション活動が今、世界で注目されつつあります。ベトナムでも個人売買をはじめ、大手もライブコマースへの参入する企業が増えてきており、市場は急拡大しています。
そこで今回は、ベトナムのライブコマース事情について紹介します。
冒頭でも軽く触れましたが、コロナ禍で外出自粛を余儀なくされ買い物にも気軽に行けなくなったことにより、ネット経由で商品を購入するEC市場が急成長を遂げました。
しかし、ここで問題となったのが「実際に届いた商品が写真や説明と違う」というユーザーからの声です。これは日本でもあることですが、ベトナムでは特に偽物品が多く出回っており、ECサイト上で見ていたものと違うものが届くケースが頻発していました。そのような商品を販売している企業への信頼はどんどん失墜していきます。
そこで登場したのが、SNS等を活用してライブ配信で視聴者と配信者が直接コミュニケーションできる「ライブコマース」でした。
ライブコマースが人気の理由は下記になります。
(購入者側)
1.リアルタイムなのでその場で気になる点を質問できる
2.写真や文章だけでは伝わりづらい商品の内容が動画で視聴できるため商品がよくわかる
3.人気のインフルエンサーが使っている商品がわかる
4.最新のトレンドをチェックできる
5.スマホ一台でどこでも気軽に欲しい商品が見つかる
(販売者側)
1.リアルタイムなのでユーザーからの声にその場ですぐに答えられる
2.写真や文章だけでは伝わりづらい商品の説明を、動画を活用することにより詳細に説明できるため、クレーム件数が減少する
3.インフルエンサーを活用することにより、新たな顧客層を獲得できる
4.スマホ一台で誰でも気軽に情報を発信できる
5.企業でなくても誰でも簡単に商品の売買ができる
6.配信者がインフルエンサーの場合、動画編集やアイテムなどは企業側が手配してくれるため、手間なく自身のプロモーション活動ができる
ベトナム電子商取引協会 (Vecom) によると、2022 年のベトナムのEC市場の収益は、昨年と比較して約 15% 増の137億米ドルを達成したと発表されました。2016 年から 2025 年にかけては2桁台の急速かつ安定した成長率が見込まれると予測されています。
EC市場の競争激化に伴い、ベトナムの大手通販サイトShopee、Lazadaなどもライブコマースを活用したイベントを多数開催し、新たなユーザー獲得に向けて動き始めています。
また、2020年までFacebook、TikTok、Youtube、Instagramなどの海外企業がライブコマースの主流とされていましたが、近年ではベトナム企業のVinaCapital Venturesが100万米ドルを出資し、GoStreamというベトナム企業初のライブストリームプラットフォームを開発しており、各社から大きな期待が寄せられています。
(参考文献:bizhub、LAO DONG)
ベトナムのライブコマースは誰でも気軽に配信ができるため、個人で商品を販売する人や農村部の農家なども多く利用しています。しかし彼らは、配信スキルが全員あるわけではないため、衣服や話し方などのスキルがなく、販売者とユーザー間で問題が発生するパターンも多々あります。また、悪質な販売者も中には存在するため、このあたりの整備が必要です。
いかがでしたでしょうか?今回は「ベトナムで急成長しているライブコマース」についてご紹介していきました。冒頭でも触れた通り個人販売者以外にもShopeeやLazadaといったベトナムを代表する企業も最近ではライブコマースを活用したプロモーションを始めており、今後ライブコマースを活用してプロモーションをする企業やプラットフォームを開発する企業も増えていくことでしょう。
ベトナム在住の私は、FacebookやInstagramなどのSNSを頻繁に活用しています。コロナ前と比べて、特にここ2、3年でライブコマースによるベトナム人の配信が増えたと感じてます。また購入者側はライブ中にその場でチャットを活用してコメントをしたり、Facebookメッセンジャーを活用して、販売者と直接繋がることで、販売者への安心感を手に入れているようです。
ALIVE VIETNAMでは、日本語が堪能なベトナム人スタッフも多数在籍しております。ライブコマースをどのように活用したらユーザーに刺さるのか、長年ベトナムで培った経験と弊社ベトナム人スタッフの意見も取り入れながらサポートが可能でございます。ぜひお気軽にご相談ください。
今後も皆様にとって有益な情報を発信していきますので、是非ご覧ください。
アライブは、ベトナムと日本を拠点に、デザインとテクノロジーの力でビジネスの課題解決を行うデジタルクリエイティブカンパニーです。
Branding & Marketing
あなたの商品・サービスをベトナム市場で成長していくための伴走サポートをいたします。
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私たちのデザインで、アプリやWebデザインのUI/UXを向上させることで、あなたのビジネスをさらに成長させていきます。
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2023年のベトナムは輸出産業や不動産業界の低迷により経済成長率が5.05%と減速し、政府目標である6.5%を下回りました。 一方2024年のベトナム経済は政府が景気対策を打ち出したこともあり、徐々に回復に向かうと見られています。
2023年、ベトナムでは欧米や中国の需要減速により輸出産業が低迷し、地場・外資を問わず製造業や不動産業などの企業の間でリストラが相次ぎました。 一方2024年に入り徐々に景気回復の兆しが見えてきたという記事やコラムを、メディアで目にするようになったのも事実。 実際にアライブベトナムにも、ベトナム市場に向けて自社の商品・サービスを売り込みたいという相談が増えてきています。
今後も長期的に経済成長が期待されるベトナム。ここ数年ベトナムでは人件費の高騰に加え、円安の影響もあり「よい人材を適正なコストで確保する」ことが重要な課題の1つになっています。そこで現在公開されている様々なデータを集約し「ベトナム人の給与事情と優秀な人材を確保するために日系企業が今やるべきこと」についてまとめました。
ベトナム市場向けに自社の商品・サービスを売り込みたいけど「いきなり多額のイニシャルコストはかけづらい」「ベトナム市場にアプローチする最適なプロモーション手法がわからない」「2023年はベトナム市場が不況で、従来の販促方法では成果が出なくなってきた」という課題を抱える企業様は少なくありません。 これらを解決すべく今アライブベトナムが積極的に取り組んでいるのが『LP(ランディングページ)×デジタル広告』を組み合わせたマーケティング戦略。これがベトナム市場向けのプロモーションになぜ有効なのか?その理由を実際に行った施策例を交えてついて詳しく解説していきます。
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