Apparel Brand
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ベトナムに新規進出したばかり、または新規事業を開始予定の企業は、まず自社の商品・サービスを知ってもらうためのブランディングが求められます。
ただ、「ベトナム市場にマッチした持続的なブランディングを行いたい」と願ってはいるものの、実際にベトナムで主に行われているブランディング施策はディスカウントやプレゼントなどのオファー型キャンペーンが主流で、大手以外では本格的なブランディングをできている企業をあまり見かけません。
また、ベトナムで提供されるデザインのクオリティもまだまだ発展途上で、総合的にブランディングをサポートしてもらえる外注先探しに苦労している方も多いのではないでしょうか?
そこで今回の記事ではアライブベトナムが実践している「ベトナムで持続的なブランディングを成功させる8つの秘訣」をご紹介します。
この記事をお読みいただくことで、自社のブランディング戦略を立てやすくなり、デザイン会社やマーケティング会社などの外注先選びのポイントもわかるようになりますのでぜひ最後までご覧ください。
それでは8つの秘訣を順に見ていきましょう。
まずは自社商品やサービスのブランドを知ってもらう上で、当然ながらマーケティングツールや販促物のデザインクオリティが高いことは大前提となります。
デザインのクオリティとはただおしゃれに魅せるだけではなく、読みやすさや理解のしやすさをはじめWebサイトやWebサービスにおいては使いやすさなども重視されます。
デザイン性を左右するポイントの具体例を挙げてみましょう。
人間は美しいと感じるものや整然性の高いものに本能的に惹かれる習性があります。
ですのでブランディングを確立する上で、上記のような細部までこだわったデザイン品質を追求することは最重視すべきポイントの1つになります。
優れたデザインの定義については別記事でも詳しく紹介していますのでぜひあわせてご覧ください。
>>「優れたUI/UXデザイン 」とは?初心者にもわかりやすく解説
ブランディングを行う上で、WebサイトやSNS、カタログ、チラシ、ノベルティなどさまざまな販促ツールを活用しますが、消費者にブランドを正しく認識してもらう上で、各ツールのデザインコンセプトに統一感を持たせることが重要です。
なぜなら販促ツールごとにデザインのテイストやトーン&マナーが異なると、消費者は直感的に同じブランドだと認識しづらくなるからです。
しかしながらベトナムのデザインは媒体ごとにテイストがかなり違うケースを頻繁に見かけます。
その理由は以下の2つが考えられます。
ベトナムで持続的に消費者に支持されるブランドを目指すには、しっかりとデザインガイドラインを取り決め、できるだけ同じデザイン会社に依頼することをおすすめします。
すべての販促物が同じタイミングで作られるとは限らないので、販促物ごとに別のデザイナーが対応することもあるかもしれません。
それでも、デザインガイドラインの構築をサポートしてくれたり、ガイドラインにしっかり従ってデザインしてくれたりする、信頼できるデザイン会社と取り組むことができればデザインの一貫性を維持することができます。
ベトナムのコマーシャルやプロモーション動画を見てみると、わかりやすく直接的な演出がよく使われています。
訴求する商材によって、かわいい、クール、エモーショナル、コミカルなどテイストは異なりますが、演出に派手さがありわかりやすい点は共通しています。
その理由はベトナムのマーケットに以下の背景があるからだと考えています。
これらの背景からプロモーションに使われる画像や動画も、インパクトが残りやすい演出が支持される傾向にあります。わかりやすく例えると韓国ドラマのような演出です。
筆者の経験上、日本的な感覚で視聴者に答えを考えさせるような、メッセージが暗示的な演出はあまり共感を得ないように感じています。
その例として、いくつかベトナム企業のプロモーション動画を挙げてみましょう。
Grab Food Vietnam(フードデリバリーサービス)
PNJ (ジュエリーブランド)
VIN FAST (自動車メーカー)
上記のようなベトナムに進出しているグローバル企業や、地場の大手企業の動画はかなり高いクオリティですが、低予算で作られたプロモーション動画は派手な演出ばかりが目立ちクオリティが高いとは言えないものも少なくありません。
派手さばかりに気を取られてコンテンツの本質的なメッセージが伝わらなければ意味がないので、この記事で紹介している8つの秘訣をバランスよく取り入れる必要はありますが、消費者の脳裏に焼きつくようなインパクトのある演出はブランドイメージを向上させる上で大きな武器となり得ます。
持続的なブランディング施策を行う上で、自社だけにしかない独自性を持つことが大切です。なぜなら、似たような競合商品やサービスが乱立する市場では、その独自性があなたのブランドを選ぶ理由づけになるからです。
自社ブランドに持たせる独自性の例を挙げてみましょう。
上記のような独自性に共感してくれる消費者が増えることで、ブランドのイメージは向上し、持続的なブランディングを実現しやすくなります。
ただしそれらの独自性は、市場環境や消費者の趣向の変化により陳腐化していくことも十分に起こり得るため、常に柔軟にアップデートしていくように努める必要があります。
ブランド価値を持続させるためには、そのブランドが消費者に与える便益を常に明確にすることが求められます。
その理由は、消費者がモノやサービスを買うのは、悩みを解消したり、ニーズを満たしたりするためだからです。
マーケティングの世界では「ドリルを売るには穴を売れ」という有名なフレーズがありますが、消費者は商品そのものを求めているのではなく、商品という手段を使って「便益」を求めているのです。
他の商品で例えてみると、機能性の他にも利益追求や承認要求を満たすことも「便益」と見なせることが分かります。
消費者がブランド価値を判断する基準には必ず「便益性が高いか」が含まれます。
ですので、そのブランドを購入することによってどのような便益が得られるのかを常に明確にし、正しく消費者に伝えることを心がけましょう。
持続的なブランディングを成功させる上で、ブランドの認知度を高く保つことも重要になります。
どんなに優れたブランドでも、消費者に存在を知ってもらえなければ買ってもらえませんよね。もちろん、ブランドに独自性や明確な便益性があることが前提ですが、その上で認知度を上げていくことによりブランドの価値はどんどん高くなっていきます。
ブランドの認知度を高める具体的な施策にはPR、マス広告、WEB広告、SNSなどさまざまな手法があります。イベントや展示館、スポーツ団体等のスポンサーになることも1つの手段です。
予算規模に応じて、本当にそのブランドを求める未顧客層へ、ブランドの存在と、その価値を適切に届けることがとても重要です。
ベトナムではマーケティング活動に費やせるリソースが少ないケースもあり、新規顧客の獲得ばかりに目が行ってしまうケースも見受けられますが、既存顧客のフォローアップもブランド価値を持続させるために重要な要素の1つです。
マーケティング業界で頻繁に耳にする「80:20の法則(パレートの法則)」。これは全体売上の8割は2割の優良顧客によって構成されるという理論です。
つまり既存顧客を手厚くサポートすることにより、ブランドに長く寄り添ってもらえる優良顧客を増やすことが、ブランド価値を継続的に高めていくためのポイントになるのです。
ブランドは時間の経過によってその価値が下がっていくケースがあります。
一時は独自性も便益も他社ブランドより秀でていたとしても、時が経てば他ブランドも商品やプロモーション手法の改良を繰り返し、気がつけば競合ブランドの方が独自性も便益性も優れていた。といったことも起こり得るからです。
そうならないために有効なのが、実際に自社ブランドを愛用してくれている既存顧客からフィードバックをもらい改善に生かすことです。
ブランドを提供する側にいる内部の人は、組織内の固定観念に引きずられ、意外と自社ブランドを客観的に評価できないことが多くあります。
実際の消費者から本音の評価を引き出すことで、ブランドの問題点や、競合ブランドとの相違点が客観的に見えてくる可能性が高まります。
既存顧客の声を真摯に受け止め、顧客のニーズにあったブランドの改善を繰り返すことで長く愛されるブランドを構築できるようになるのです。
今回は「ベトナムで持続的なブランディングを成功させる8つの秘訣」ついて解説していきましたが、いかがだったでしょうか?
これら8つの秘訣は、どれか1つだけに集中して対策するのではなく、全体的にバランスよく適用することが重要です。
自社のブランディングを強化したいとお考えの企業様はぜひこの8つの秘訣をチェックリストとして活用してみてください。現在行っている施策の穴が見えてくるかもしれません。
我々アライブベトナムはこれらのポイントを抑えた論理的なブランディングプランを提案することが可能です。
根拠のある戦略設計に加えて、高いデザイン力により数多くの企業様のブランディングをサポートしてきた実績があります。
「ベトナムで長く愛されるブランドを構築したい」
そうお考えの企業様はぜひアライブベトナムまで一度ご相談ください。
貴社の現状課題やニーズに沿った最適なプランを提案させていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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アライブベトナムが、Takara Belmont Vietnamのヘアケアブランド「KOCHIE」のブランディングムービーを制作しました。
アライブは、最近Webアプリの制作も強化しています。WebアプリとはWebブラウザー上で動くアプリケーション(ソフト)のことを指します。 スマホのネイティブアプリは、AppleやGoogleにアプリの承認が必要など手間がたくさんありますが、WebアプリはWebブラウザさえあれば動きますので、手間が少ないのが大きな特徴です。また、スマホではネイティブアプリのように利用することも可能であるので、近年需要が上がってきています。 今回は、アライブが手かげた2つのWebアプリをご紹介したいと思います。
アライブは、ただホームページを制作しているのではなく、お客様のビジネスに貢献できるホームページにすることをモットーとして、いくらおしゃれでかっこいいホームページだとしても、お客様のビジネスに貢献できなければ意味がないと考えています。 しかし、それを実践しようとすると、通常のホームページ制作よりもやることが多くなり、見積もりが高くなったり、時間がかかったりします。正直、小規模なデザイン会社やフリーランサーと比べると見積もりは高めとなっていますが、その分、結果を出すために考えて抜いているのも事実です。 ただ、そういった部分はお客様からは見えにくいので、実際にアライブがホームページを制作する際に、注意しておこなっている10のポイントをお伝えしようと思います。
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