ベトナム市場で売上を伸ばすためにアライブが実践してきた5つのこと
2023年のベトナムは輸出産業や不動産業界の低迷により経済成長率が5.05%と減速し、政府目標である6.5%を下回りました。 一方2024年のベトナム経済は政府が景気対策を打ち出したこともあり、徐々に回復に向かうと見られています。
ベトナムは、ベトナム語を母国語とするベトナム人が大多数の人口ですが、ハノイ・ホーチミンを筆頭にベトナムの年は、多くの国の企業が進出し、さまざまな言語話者が住んでいる世界都市でもあります。そういった背景もあり、アライブベトナムで依頼されるWebサイトの多くは、2言語以上の多言語サイトでありますが、多言語サイトは1言語のサイトと比べて注意する点も多いので、今回は多言語サイトを作り際の注意点をお伝えしていきたいと思います。
それでは多言語サイトを作る際の注意点をお伝えしていきます。
文字の大きさや長さなどを綺麗に配置することで、良いデザインが出来上がります。しかし、言語を切り替えると文字の長さが言語によって大きく違うので、レイアウト崩れが発生します。
例えば、日本語で「雰囲気(3文字)」は、英語だと「atomosphere(11文字)」、ベトナム語だと「khí quyển(8文字)」と全く長さが変わります。
特に日本語や中国語のように漢字を使う言語とアルファベットを使う言語だとテキスト長さの差が大きくあります。
ですので、言語を切り替えた時にただ単純にテキストを変換すると、ある言語だと美しくないデザインになることがあるので、各言語ごとにレイアウトをチェックして微修正する必要があります。
例えば、英語で「Works」というテキストを20ポイントの大きさで表示していて、日本語切り替えをして、「実績」という日本語を20ポイントで表示すると、日本語のほうがとても大きく感じます。
どうも同じポイント数だと英語より日本語は大きくなってしまうようです。
ですので、アルファベット系の言語に比べて日本語はポイント数を小さ目にしておくと、言語切り替えした時も綺麗に表示されることが多いです。
アルファベットのフォントはたくさんありますが、日本語やベトナム語はおしゃれなフォントは少なめです。
英語でおしゃれに作ったとしても、他の言語だと似たフォントがなく別のもので代用して、デザインが少し劣る感じになってしまうことがあります。
色々な言語に対応することはユニバーサルデザインの観点からとても良いことですが、言語が増えるごとにページも同じ数だけ増えがちです。
例えば、日本語、英語、ベトナム語、韓国語、中国語に対応すると、1言語10ページの小規模サイトだとしても、総数50ページになります。100ページであれば、500ページとなり、労力も費用も大きくなっていきます。(言語によって簡易サイトにする場合はその限りではないです。)
最初にサイトを作るときは気合が入っているので、多言語対応のサイトを作るときも頑張りますが、サイトリリース後に、修正や追加ページをする時も、常に多言語分を作っていく必要があります。
1言語なら簡単に終わる修正も多言語だと時間も手間もかかるので、徐々に億劫になりがちです。
ニュースやブログなどCMSを導入しても、多言語だと一つのニュースをアップする時も一苦労です。
多言語サイトを作る時、各言語のネイティブスピーカーが内容やミスをチェックしますが、他の言語を横断してチェックするのがなかなか難しいです。
アライブベトナムでも日本人ディレクターが日本語をチェックできても、ベトナム語はスタッフに任せるしかなく、一人の責任者が全部をチェックするのが難しく、「多分同じ内容が書かれている」と信じて進めていくしかありません。
アライブベトナムだと、まずは日本語からWebサイトを作っていくことが多くありますが、その日本語をそのままベトナム語や英語に直訳することが良いとは限りません。
特に日本語の「未来へ羽ばたけ」などのキャッチコピーを英語にしても意味の分からないテキストになってしまいがちです。
また英語を日本語に訳する時も英語は「私」「あなた」などの代名詞が多いのに対して日本語は曖昧なので、直訳すると日本語としてわかりにくいものになりがちです。
ですので、訳すときは本来の伝えたいことを汲み取りながら各言語の表現に合わせて意訳していく姿勢が必要です。
例えば、https://alive-web.vn/ を表示する際、どの言語で表示するかを決めなければなりません。そしてその言語が基本的には、そのサイトのメイン言語になります。
ベトナム人向けであればベトナム語をメイン言語にしたり、日本人向けなら日本語をメイン言語にしていきます。
最近では、自動で切り替える方法もあります。例えばChromeやSafariなどのWebブラウザの言語に合わせて言語を自動で切り替えることも可能です。
例えば、私のChromeの言語が日本語であれば、ベトナム語がメインのWebサイトでも自動で日本語を表示させることができます。
もしそうだとしても、メインの言語は決めていく必要はあります。
当たり前ではありますが、1言語サイトよりも多言語サイトを作るのは費用が多くかかります。
ただ、「同じデザインを別の言語にするだけでだから、そんなに費用は大きく変わらないでしょ?」と思いがちですが、上記で挙げたようにテキストの大きさ調整やレイアウト調整、ページも倍々式に増えたり、CMSも1言語で作るときよりも複雑になり、多言語サイトは制作時にケアしなければならないことがかなり増えます。
他言語への翻訳もお願いするとなると、予算はとても増えます。
以上が多言語サイトを作るときの注意点です。
1言語のサイトを作るときよりも多言語サイトを作る場合の注意点は多くあります。みなさんも注意しながら多言語サイトを制作してみてください。
アライブは、ベトナムと日本を拠点に、デザインとテクノロジーの力でビジネスの課題解決を行うデジタルクリエイティブカンパニーです。
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2023年のベトナムは輸出産業や不動産業界の低迷により経済成長率が5.05%と減速し、政府目標である6.5%を下回りました。 一方2024年のベトナム経済は政府が景気対策を打ち出したこともあり、徐々に回復に向かうと見られています。
2023年、ベトナムでは欧米や中国の需要減速により輸出産業が低迷し、地場・外資を問わず製造業や不動産業などの企業の間でリストラが相次ぎました。 一方2024年に入り徐々に景気回復の兆しが見えてきたという記事やコラムを、メディアで目にするようになったのも事実。 実際にアライブベトナムにも、ベトナム市場に向けて自社の商品・サービスを売り込みたいという相談が増えてきています。
今後も長期的に経済成長が期待されるベトナム。ここ数年ベトナムでは人件費の高騰に加え、円安の影響もあり「よい人材を適正なコストで確保する」ことが重要な課題の1つになっています。そこで現在公開されている様々なデータを集約し「ベトナム人の給与事情と優秀な人材を確保するために日系企業が今やるべきこと」についてまとめました。
ベトナム市場向けに自社の商品・サービスを売り込みたいけど「いきなり多額のイニシャルコストはかけづらい」「ベトナム市場にアプローチする最適なプロモーション手法がわからない」「2023年はベトナム市場が不況で、従来の販促方法では成果が出なくなってきた」という課題を抱える企業様は少なくありません。 これらを解決すべく今アライブベトナムが積極的に取り組んでいるのが『LP(ランディングページ)×デジタル広告』を組み合わせたマーケティング戦略。これがベトナム市場向けのプロモーションになぜ有効なのか?その理由を実際に行った施策例を交えてついて詳しく解説していきます。
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